初診の方へ
初診の方は下記のものをご持参ください。
- ● 健康保険証
-
再診時も毎月確認が必要となります。
- ● 紹介状
-
病状の把握をよりスムーズに行う事ができますので、紹介状をお持ちの場合は、ご持参ください。
- ● 処方されているお薬、またはおくすり手帳
-
お薬を服用している方はお持ちください。
診療科目
心療内科について
仕事の環境や家庭環境、経済不安、高齢化など、現代社会には様々なストレスが存在します。
ストレスとの付き合い方は人によって千差万別ですが、そのストレスと上手く折り合う事ができず、溜め込んでしまうと、身体の健康面に影響が出てくる場合があります。その症状は呼吸器系、消化器系、神経系など、多岐に渡ります。
身体がだるい、疲れがひどい、下痢や便秘が続くなど、日常的なつらい症状にも、ストレスが大きく関係しているケースが多々見受けられます。
心と身体は決して切り離して考える事はできません。
ストレスは誰しもが抱えて生きていかなければなりませんが、ご自身のストレスと正面から向き合い、良いつきあい方を見つけていく事で、より快適な生活を送る事ができます。
当院では、じっくりとお話を伺い、患者様の視点にたった対応と、医学的な視点でアドバイスやお薬の処方を行います。
一人で悩まれず、お気軽にご来院ください。
精神科について
不安、抑うつ、不眠、幻覚や妄想、うつ病、躁うつ病、不安障害、統合失調症等、様々な精神疾患を扱います。まずはしっかりとお話を伺い、患者様の状況に合わせて薬物療法、心理・精神療法など、精神医療の立場から様々な治療を行っていきます。
また、症状によってはご家族に対するアプローチが重要となる場合もありますが、その場合もご家族を含めてしっかりとサポートしていきますのでご安心ください。
不眠相談について
「ストレスを取り除く」「疲れを取り除く」「ホルモン分泌」等、「睡眠」は人にとって必要不可欠ですが、不眠が続くと、日常生活に支障をきたし、更に考え込んで、ますます不安になり「不眠」の悪循環に陥る事があります。
不眠に陥る原因はストレスや不安、生活習慣等、様々です。
まずは、患者様の生活パターン等を把握し、生活習慣の改善、薬物療法等、患者様にとって一番良い治療法を見つけていきます。
不眠症かもと感じたらお気軽に当院にご相談ください。
▲ページトップに戻る■ 下記症状等をお持ちの方もご相談ください。
- ●睡眠時無呼吸症候群
- ●過眠症
- ●ナルコレプシー
- ●むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
- ●睡眠時関連行動異常
- ●睡眠中の異常行動、REM睡眠行動障害
認知症サポートについて
加齢によって記憶力や判断力が衰えていく事は止める事ができませんが、認知症はそういった「物忘れ」の症状とは違い、「自分が忘れている」こと自体を忘れてしまう病気です。認知症は、進行すると現状の理解・判断が難しくなり、やがて日常生活を送る事が困難になります。年齢を重ねる程発症する確率が高くなり、高齢化が進んでいる近年では、ますます認知症患者数は増加していく事となるでしょう。
初期症状で「認知症」とご本人が自覚する事、周りの方々が伝える事は、なかなか難しい事かもしれません。しかし、早期発見、早期治療で進行を抑える事が可能ですので何か気になる事、心配な事がありましたら迷わずご来院いただければと思います。
当院では、お話を伺いながら薬物療法と非薬物療法で治療を進めていきます。
また、患者様、ご家族の不安や負担をしっかりと把握し、サポートしていきます。
当院で診療している主な疾患
うつ病
うつ病の患者数はここ数年、増加傾向にあり、一般的な病気と認識されるようになりました。
うつ病の知識等が世間一般に浸透し、心療内科を受診する方が増加したこともその要因の一つとして挙げられると思います。
そういった状況を勘案しますと、これまで自分自身でうつ病と気づかずにいた方が、適切な治療を受けられる環境になっているという事でもあります。
10代、働いている方、女性、高齢者等、各世代等で症状が異なる場合があり、治療方法も異なることもあります。
気分が落ち込む、悲しい気持ちになる、希望を持てない等、お悩みの方はご相談くだい。
不眠症
不眠症とは、適切な環境で眠ろうとしているのにも関わらず、不眠が原因と思われる機能障害が日中に認められる事を言います。
症状としては、寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝起きてしまう、熟眠したように感じられない等です。
不眠症の主な原因とされるものは、身体の不調、環境の変化、精神的ストレス、心の病気、薬やアルコールと言われています。
1ヵ月以上症状が続いてしまう場合は専門医の治療を受けることをおすすめします。
パニック障害
パニック障害は、突然、動悸、息苦しさ、めまい、発汗、吐き気等が出現し、予期しないパニック発作が繰り返されます。
この発作は、多くの場合、20~30分、長くても1時間以内にはおさまりますが、特徴として、検査をしても身体的な異常が見受けられないことです。
パニック発作を繰り返すうちに、発作への強い恐怖感、不安感が生まれ、そういった予期不安にさいなまれることもあります。
予期不安が原因で、人が集まる場所、過去に発作を起こした場所等、そういった場所を避ける行動をとるようになり、それを「広場恐怖(外出恐怖)」と言います。
パニック発作、予期不安、広場恐怖はパニック障害の3大症状と言われ、3つの症状は、悪循環となってパニック障害をさらに悪化させ、うつ病を併発することもあります。
ものわすれ(認知症)
認知症は、単なるものわすれとは異なり、何らかの原因により脳の働きに障害がおこり、記憶や判断力低下等、日常生活に支障をきたす「脳の病気」です。
原因別に行う治療も異なります。
本人、周辺の方々が、下記に挙げる症状が気になった際は、早めの受診、認知症の正しい診断で、治療の方針を定めることが重要です。
<下記症状が気になった際は受診をおすすめします>▲ページトップに戻る
- 何度も同じことを繰り返す
- 名前等が思い出せない
- 同じ食べ物を繰り返し購入する
- 大事な物の紛失
- 直近の出来事を思い出せない
- 趣味に興味を示さなくなる
認知症周辺症状
認知症を患った際、中核症状と、BPSD(周辺症状)があり、その患者様の性格、生活環境、症型によって現れる症状が異なり、その症状が出ない場合もあります。
ご家族が、下記のような行動をされており、お困りの場合はご相談ください。
▲ページトップに戻る
- ○徘徊
- 自分の居場所がわからなくなり、帰宅できないこともあります。
- ○食行動異常
- 食事したことを忘れたり、ティッシュペーパー等、食べ物ではないものを食べたりするこもあります。
- ○拒否
- 食事、入浴、トイレ、薬の服薬等の介助を拒否します。
- ○幻覚
- 無いものが見える、どこからか声が聞こえる等の症状。
- ○睡眠障害
- 睡眠を司る神経等の調整機能が狂うことで、夜眠れなくなったりします。
- ○抑うつ
- 気分が落ち込み、食欲低下、物事への興味が無くなります。
- ○妄想
- 事実ではないことを強く思い込んだりします。
- ○暴言・暴力
- 家族、介護者等に、罵ったり、暴力をふるったりします。
適応障害
適応障害は、”世界保健機構の診断ガイドライン”では、「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。
ストレス因は、個人の事情や、災害等の地域社会を巻き込むような事情など様々です。
ストレスに対する感じ方や耐性も個人によって大きく異なる場合もあり、その影響の度合も様々です。
適応障害とは、つまり、日常生活が送れないほど抑うつな気分、不安が強く、それらが明らかに正常の範囲を逸脱している状態といえます。
受診後、適応障害と診断されても、40%以上の人が、5年後には、うつ病などの診断名に変更されている状態です。
適応障害はその後の重篤な病気の予兆ともいえます。
不安、怒り、焦り、緊張等、情緒面の症状や、これまで出来ていた何かを計画することや、それを続けることができない等、そういった症状がある場合は、ご相談ください。
統合失調症
統合失調症は、脳の様々な働きをまとめることが難しくなり、幻覚、妄想等の症状が起こる病気です。
実際に無いものが有るように感じられる知覚の異常が幻覚です。その中でも、自分に対する悪口や噂等が聞こえてくる幻聴は、よく見られる症状です。
嫌がらせをされているといった被害妄想、テレビ等が自分に関する情報を流していると思い込んだりする関係妄想もあります。
このような幻覚、妄想は、本人にとっては現実かのように感じられている状態です。
病気が原因だとなかなか気づくことができないのが特徴の病気です。
強迫性障害(OCD)
強迫性障害とは、具体的な例を挙げると、トイレの度に手の汚れを強く感じ、その不安から執拗に手洗いを続けたり、泥棒、火事の心配から、施錠、ガス栓の確認を繰り返したりします。
その症状には様々な内容がありますが、通常、それぞれ関連の強い強迫観念と、強迫行為の組み合わせとなっています。
双極性感情障害(躁うつ病)
うつ状態だけが起こる場合は「うつ病」と言いますが、同じようなうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態が現れ、これらを繰り返す慢性の病気です。
以前は、躁うつ病と呼ばれていました。現在は両極端な病状が起こることから「双極性障害」と呼ばれています。
躁状態だけのケースも稀にありますが、経過の中でうつ状態が出てくることから、そういった場合であっても双極性障害と呼びます。
家庭、仕事に重大な支障をきたし、入院が必要となる状態を「躁状態」といい、本人、周囲の人がそれほどは困らない程度の状態を「軽躁状態」といいます。
全般性不安障害
以前、不安神経症といわれていた病気が、パニック障害と全般性不安障害に分けられました。
パニック障害が突然の発作で起きるとのことは異なり、全般性不安障害は病気の始まりがはっきりしていないというのが特徴です。
心配事、ストレスとの関係性がある場合が多いようですが、原因を特定するのは難しい病気です。
男性に比べ、女性の方が罹患しやすく、若い女性が多いようです。
自分の症状に判断ができず、迷われている場合は下記を参考にしてみてはいかがでしょうか。
▲ページトップに戻る
- 仕事、学業等、多数の出来事について過剰な不安、心配が半年以上継続している
- 心配、不安な日が、それらがない日を上回る
- 不安、心配を自分自身でコントロールするのが難しい
- 不安、心配は、次の症状のうち3つ以上を伴っている
- 落ち着きがなく、緊張、過敏になっている
- 疲れやすい
- 集中力が無く、心が空白になる
- 刺激に対して敏感に反応する
- 肩こり等、筋肉が緊張している
- 不眠。熟睡感が無い
対人恐怖症・社会不安障害(SAD)
対人恐怖症は、赤面症、表情恐怖症、視線恐怖症等、個々の症例を包括した呼称です。症状も様々ですが、原則的には人前で症状が出ることを恥じ不安に思います。
社交不安障害は、周囲に比べ自分が愚かに見えないか、場違いなのではないか等、他人に辱められることに強い不安を感じ、社交場等で、手足の震え、息苦しさ、動悸、大量発汗等、そのような支障がでる病気です。
自律神経失調症
ストレス等の原因により自律神経である、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、様々な症状が出ます。
体がだるい、眠れない、疲れがとれない等の全身的症状や、頭痛、動機、息切れ、眩暈、立ちくらみ、下痢、便秘等、症状は様々です。
情緒不安定、イライラ、不安感等、精神的症状も現れることもあります。
ADHD(注意欠如多動症)
厚生労働省では「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」と定義されています。 ADHDの症状は大きく3つあります。 下記のような症状でお悩みの方は受診をおすすめいたします。
▲ページトップに戻る
- ○不注意
- 話を最後まで聞くことが難しい
- 気が散漫
- 物を紛失することが多い
- 何かを最後まで取り組むことが難しい 等
- ○多動性
- 座っていられない
- 周囲の状況を考えずに話す
- 落ち着きがない
- ふさわしくない場所で走り回ったりする 等
- ○衝動性
- 順番を待てない
- 唐突に思いつきの行動
- 反抗的な態度、攻撃的な行動
- 情緒面が不安定 など
発達障害
発達障害は、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害等を含む総称です。
これらの症状、障害の共通点は、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点です。
数種類のタイプの発達障害を持ち合わせている場合も珍しくない障害です。
生まれつき脳の発達が通常と異なるため、幼児のうちから症状が現れ、育児を通常とは異なる方法で行う必要がある場合があります。
発達障害は本人の特性を家族、周囲がよく理解することで、その人に合った暮らし、学校、職場での過ごし方を工夫することが出来れば、本来の能力を活かせるようになります。
心身症
心身症とは特定の病気のことではなく、心が大きく関与する病気の一群につけられている名称です。
例として、胃潰瘍という病気を煩っている場合、その発症の原因として、職場の環境変化、仕事上の人間関係など挙げられる場合は心身症と考えられます。
すなわち病名ではなく身体疾患の病態を説明するひとつの概念です。
それぞれの疾患に応じた症状が現れ、心身症になりやすいタイプとしては、不安、緊張の強い人、感情を表に出さない人が多いようです。
過敏性腸症候群、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、高血圧症なども心身症として認められる疾患になります。
むずむず脚症候群
むずむず脚症候群とは、RLS(レストレスレッグス・シンドローム)とも言われている、脚の内部に、むずむずする、虫が這っている等、不快な感覚が生じるものです。
それが、原因でイライラしたり、脚を叩いたり、重度になった場合、睡眠に支障をきたし、不眠症、うつ病になってしまう方もいます。
下記のような症状が思い当たる方は、ご相談ください。むずむず症候群の可能性があります。
▲ページトップに戻る
- むずむず感のせいでイライラする
- 脚、足の指が勝手に動く
- 脚の不快な突っ張り
- 足の甲、裏、ふくらはぎのむずむずする感覚で、寝付けない
- 脚に不快感を感じるが、脚を動かすと嫌な感覚がやわらぐ
- 長時間の着席時、脚がむずむずして動いたり、脚を押さえつけたりしたくなる
- 膝下だけでなく、太腿や背中までむずむずすることがある
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まる病気です。
呼吸が止まることで血液中の酸素濃度が低下し、目が覚め再び呼吸を開始ますが、眠り出すと再び呼吸が止まってしまいます。
それが繰り返され、睡眠が浅くなり、日中、眠気を催します。
酸素濃度低下による高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを起こしやすくなり、睡眠不足によるストレスでさまざまな生活習慣病なども引き起こされる可能性が高まります。
酷いいびき、睡眠中呼吸停止がある場合は、速やかに検査・治療を受けることをおすすめいたします。
当院では、ご自宅で睡眠時無呼吸症候群の検査ができるように対応させていただいております。また検査結果により治療が必要である場合はCPAP療法の導入も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
過眠症(ナルコレプシー)
日中にも関わらず堪え難い眠気が生じ、少なくとも3ヶ月以上にそういった状況が続き、そのため、社会生活等に支障を生じていれば過眠症(ナルコレプシー)の可能性があります。
驚いた時、笑った時、興奮した時等、両膝の力が抜け、瞼が開けにくくなるというような発作がおきることもあり、その時間は、数秒間から数分間と短い場合が多く、速やかに自然と回復します。
発作の回数は、個人差があり、眠気が強いときに出現しやすい症状です。
笑う、驚く、興奮する等の情動が、REM睡眠を誘発し発作を起こさせると報告されています。
悪夢・レム睡眠行動障害
睡眠中、夢と同じ行動をとってしまう病気です。
通常、レム睡眠中は骨格筋が弛緩して動きませんが、レム睡眠行動障害の場合は、この抑制機構が障害されるため、夢の中での行動が現実の行動となって現れます。
大声での寝言、殴る、蹴る等の激しい動作がみられます。
症状が強いケースでは、起き上がっての歩行、窓からの飛び出してしまうことでの怪我、ベッドパートナーに怪我をさせる等、危険を伴うこともあります。